ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

『スパイダーマン:ホームカミング』を観た

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 はい、『スパイダーマン』シリーズ最新作です。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも出てきたスパイダーマンが主人公の作品ですね。

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 実写『スパイダーマン』といえばサム・ライミ(『死霊のはらわた』の人)版とマーク・ウェブ(『(500)日のサマー』の人)版がこれまで作られてきた(ほかにもあったと思うけど未見)わけですが、後者は中途半端に終っちゃいましたよね。ヒロインが死んで、その後の物語も予感させつついろんな事情でシリーズ完結っていう、なんとも煮え切らない締め方。今回の『ホームカミング』は基本的に陽性な出来で主人公があまりウジウジと悩まないんですけど、『アメイジングスパイダーマン2』のヒロインの死に方をちょっとオマージュ(もしくは当てつけ)したようなシーンがあって、きっとこれはわざとなんだろうなあと思って心のなかでほくそ笑んでしまいました。

 監督はケヴィン・ベーコンがパトカー盗んだガキ2人を追いかける『コップ・カー』のジョン・ワッツ。この『コップ・カー』めちゃくちゃおもしろかったんで、Netflixに入ってる人はぜひ。入ってない人もDVDとかでぜひ。

COP CAR/コップ・カー [Blu-ray]

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 で、本国でもえらく評判がいいですし期待して観た『ホムカミ』なんですけど、個人的には「まあつまらなくはないけどそこまで大好きでもない」って印象でしたね。正直に言うと『コップ・カー』のほうが断然好き。なんかこう、ジョン・ワッツらしさみたいなものを感じられない気がしたのは僕だけですかね。ここ最近アメリカでは若い監督を大作に抜擢することが多くてそれはいいんですけど、クリエイティブ面での自由さとかいかほどのものだったんだろうと思いました。

 ピーター・パーカー/スパイダーマン役のトム・ホランドの演技はよかったし、アイアンマンが窮地で助けに来るところとかも胸熱で、こみ上げてくるものはあったんですよね。でも『アイアンマン』1作目とか『アベンジャーズ』1作目とか『シビル・ウォー』ほどテンションが上がるかというとそうでもなく、『アメイジングスパイダーマン』シリーズとか『スパイダーマン3』よりは面白いけど『スパイダーマン2』ほどは面白くないという印象。

 マイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームス/バルチャーのモチベーションの源がどうにも見えにくい気がして、こいつを倒さなきゃ!っていう感覚をあまり持てなかったというか。ただ今作は“VS敵”というよりはピーター/スパイダーマンの成長がメインになっていると思うので、あまり敵キャラに期待してはいけなかったのかなとも思います。マイケル・キートンバットマン(こうもり)→バードマン(鳥)→(バルチャー(ハゲタカ)と進化?してきたっていう流れなんかはまあ面白いんですけど、それが作品の面白さと直結してるかなというとそうでもない気が。

 ピーターがスマートフォンで撮った動画が挿入されるとか、新聞ではなくYouTubeスパイダーマンが人気者になるとかそういうのもまあ、悪くはないけど特に新鮮味は感じなかったです。あと、アクションシーンがちょっと暗くて見えづらかったかな…。

 なんだか文句ばっかり言ってしまいましたが、たぶんこんな意見を持つ人は少数派だと思います。きっと僕がいろいろわかってないんでしょう。周囲からは絶賛の声ばかり聞こえてくるので、マーベル映画を追ってる人は必ず観に行きましょうね!僕は『ソー』最新作に期待します。

 

「スパイダーマン:ホームカミング」オリジナル・サウンドトラック

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