ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

めんどくさい

中学生からの女友達と最近話をしていて、「そろそろ結婚したいし子供を産みたい」というので「じゃあ誰かいいと思う男はいるのか」と聞いた。

 

彼女曰く「うーん、なんかどの人もイマイチで」。ルックスはそれほど重視しないが、とにかく尊敬できる人がいいのだという。尊敬できるってたとえばどういうこと?と聞くと「仕事ができて子育てにもちゃんと協力してくれて浮気しなくて最低限の収入があって優しくて云々」と返ってくる。

 

これはその女友達に限ったことではなくて、以前もっと若い女の子と話してた時にも感じたことなのだが、正直言っていつつっこんだらいいのかわからない。

 

聞きながらずっと僕が考えるのは「そんな虫のいい話があるかよ」ということである。君は自分が求めてるものと同等のものを相手に与えられるのか?と思わずにはいられない。君は「相手の話が面白くない」というが、ひるがえって自分の話を相手が面白いと思ってるのかちゃんと考えたことあるのかと。こういう人は相手がつまらない顔をしてると「せっかく話を振ってあげてるのにつまらなそうにしている」とかたまに言うから、ひっくり返りそうになる。つまらなそうにしているのはお前の話が面白くないからだろ、と。

 

でもそんなことを面と向かって言うと面倒なことになるから僕はふんふんと黙って聞いている。彼女たちは愚痴りたいから話しているだけで特に解決策は欲しがっていないのである。

 

結婚したあとすべてに満足し続ける夫婦なんかたぶんいない。どんだけ熱烈に想い合ったカップルでもそれは同じことである。誰かと一緒に生活することには常に妥協とか失望がつきまとう。非常に生臭い何かがつきまとう。外から見て完璧に見えるカップルでも絶対に何かある。つまるところ人間2人が、しかも男と女という全然違う生き物が一緒に暮らすんだから、大変なことのほうが多いと思う。そういうことを引き受けたくないなら安易に結婚したいとか子供が欲しいとか言うなよ、と言いたくなる。子供なんか生まれたらなお一層人生はハードモードになる。無事育ててみたら今度は子供から厄介者扱いされることだってある。そんなリスクを背負いたくないならずっと独身でいて、にっちもさっちもいかなくなったときにどうやって1人で死ぬか考えたほうが建設的だ。

 

「お前みたいなやつと結婚したい男いないよ、めんどくさい」と喉元まで出かかってるのをこらえて、僕は愛想笑いを浮かべる。高校生のころだったらそのまま相手に言っていたかもしれない。「お前はめんどくさい」と。でももう大人になったから、そんなことはしない。僕もめんどくさい大人になった。

 

男も女も、相手にいろんなことをなすりつけ過ぎてる気がする。そりゃ晩婚にもなるわなって話。