読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

『モヒカン故郷に帰る』を観た

mohican-movie.jp

横道世之介』『キツツキと雨』の吉田修一監督作品です。

 結構期待して観まして、まあそれなりに楽しめたんですがちょっと“接待過剰”かなとも思いました。どういうことかというと、「さあここ面白いですよ」という作り手側の「笑わせてやろう」という魂胆が透けて見えすぎる部分がいくつかあったところです。ピザ屋のくだりとか、笑えるといえば笑えるけどどうも鼻白んでしまう。

 柄本明演じる父親の最期も不謹慎だとまでは思わないものの、この映画についてはちょっと笑いの味付けがあまりにも濃すぎたんじゃないかと思います。カレーうどん作ろうと思ったんだけど、カレー粉濃すぎて汁じゃなくて普通にルーだよ、みたいな。まあそれはすなわち「これはこれでおいしい」ということにもなるんですけど、僕はもっと出汁も味わいたかったな、みたいな。

横道世之介』は本当に良かったしすごく才能のある監督さんなんで今後も期待はしますが、今回はなんだかなぁという感じでした。でもこんなひねくれた観方をするのは僕だけだと思うので、さくっと笑えるコメディが観たい人にはオススメですよ。