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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

ごめんなさいね

 高校生の頃、同級生の女の子の妹とつきあったことがある。当時の僕は高校卒業まであと少し、という18歳。相手は中学卒業まであと少し、という15歳。

 きっかけは、僕の写真を見たその妹が「この人と会ってみたい」と姉に言ったからだった。てなことを言うと僕が超絶イケメンなように思われるかもしれないが、実際には平凡な顔立ちをした目立たない男だ。

 別に断る理由もないので、僕は自分の親友と一緒に同級生の女の子の家に行った。そこで、姉妹が作ったカレーを食べた。そしてとりとめのない話をした。妹はなかなか可愛い子だった。でもそのときはつきあうことになるなんて思わなかった。

 数日後、姉が学校で「妹が、どうもあんたとつきあいたいらしい」と言ってきた。特に断る理由もないのでつきあうことにした。

 妹はよく学校をサボる子だった。詳しくは聞いていないからわからないけど、どうも学校にあまり友だちがいないようだった。3歳も年上(15歳から見た3歳年上はかなりの年齢差だ)の男とつきあおうと思うぐらいだから、少し周囲から浮いた子だったのかもしれない。

 僕はもう高校にそれほど登校しなくてもよかったので、時折、中学をサボった彼女と遊んだ。一応「学校には行かないと」と言ったけど、「でも、本当につまらないの」と彼女は言った。

 しばらくして僕らのことが高校に知れ渡ると、「変態野郎」「ロリコン」「犯罪者」となじられた。18歳の男が15歳の女の子とつきあうというのはなかなか際どいことなのだ。

 今思えば、自分がその子のことを本当に好きだったのかよくわからない。なんというか、押し切られた形だった。でもつきあっていれば、それなりに恋愛のような感情も湧いてくる。熱烈に好きというわけでもなかったけど、彼女と一緒にいるのは結構楽しかった。ちなみに、当時は中谷美紀のアルバム『食物連鎖』をよく聴いていた。

食物連鎖

食物連鎖

 

 つきあって3ヵ月ほど経ったころだ。

 僕は専門学校に行って、彼女は地元の私立女子高に通っていた。あるときから、連絡がぷっつり途絶えた。こちらからメールをしても(当時はポケベルだったかもしれない)、何の返信もない。

 僕は不審に思って、彼女の姉に連絡を取ってみた。でも姉は曖昧な返事をするばかり。

 付き合い始めた当初は余裕をかましていた僕も、さすがに焦り始めた。「とにかく、なんでもいいから本人と話をさせてほしい」。

 しかし、その機会は結局やってこなかったのだった。