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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

『ジュラシック・ワールド』を観た

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Jurassic World/アメリカ/124分

監督:コリン・トレボロ
脚本:デレク・コノリー、コリン・トレボロ
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:ケビン・スティット
音楽:マイケル・ジアッキーノ
出演:クリス・プラットブライス・ダラス・ハワードヴィンセント・ドノフリオ ほか

恐竜が大暴れする。

 ↑別にやる気がないわけじゃなくて、まああらすじはこのままなんで。ちょっとこれまでと違うのは、生きた恐竜を見られるテーマパークが実現していて、そこで大惨事が起きるという点ですね。

 とりあえず、スピルバーグの第1作へのオマージュがいろいろ出てきます。恐竜が檻からスタートダッシュかけるところとか、草原を走るシーンとか。まあ『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のときも書きましたが、オマージュだけじゃ満足はできません。私そんなに安くなくってよ。

 というわけで、途中までは「まあこんなもんかな」と思ってたんですよ。先に公開された日本以外の国であそこまでウケてるのはなんでなんだろう、と疑問を感じるぐらいで。映像技術的には第1作の時点で凄まじかった(それにひきかえ日本の某巨人ときたら2015年の映画なのにひどいもんだ)わけで、それを遥かに上回るわけでもありません。今の観客はみんなCGとか特殊効果に目が慣れてしまってます。ちょっとしたことでは驚きません。某巨人には違う意味で驚きましたけどね。

 ですが、この映画はクライマックスで持っていきます。ネタバレになるので書けませんが、ある激アツすぎる展開が観客の心をルパンのように盗んでいきます。いよっ待ってました!とあそこで叫びだしたくなる人もいるはずです。花吹雪を撒いたっていい。鳥肌が立ち、涙すら出そうになりました。某巨人でも違う意味で鳥肌が立ち、涙が出ましたけどね。

 それにしてもこの激アツシーンが映画全体の評価をいきなりドカンと上げるのは、単に映像技術が凄いとかお金がどうとかそういうことではなくて、監督が見せ方を知っているからだと思います。コリン・トレボロウはスピルバーグに大抜擢されたまだまだキャリアの浅い人ですが、スペクタクルというものが技術とか予算だけでカバーできるものではないということを知っているようです。『パシフィック・リム』や『GODZILLA』に足りなかったものを、しっかり見せてくれるのです。

 というわけであんまり野暮なことは言いたくないんですが、一部のキャラクターがあまりにテンプレ的だったり、取らされるべき責任を取らされてないっていうか自覚がない感じなのが気になりました。あと第1作にあったもので本作にないのは、あの圧倒的な怖さですね。第1作はほとんどホラーですが、今作はわりとファミリー向けに作ってあります。まあ仕方ないっちゃ仕方ないんだろうけど、僕からするとちょっと物足りなかったですね。それと、恐竜が逃げ出すまでのくだりがなんかあっさりしすぎているのも気になりました。もうちょっとこう、納得のいく理由を作ってほしかった。

 まあそんな不満もあるものの、今夏でかい生きものが動く映画を観たい人は『ジュラシック・ワールド』に行くのが正解だと思います。普通のでかいおっさんが動くのを観たい人とか、批判を受けてでかい顔でキレる監督が作った映画を観たい人には巨人がおすすめです。

旧3部作。実は1作目しか観ていない。