ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第95回「『トゥモローランド』を観た(で、寝た)」

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Tomorrowland/アメリカ/130分

監督:ブラッド・バード
脚本:デイモン・リンデロフ、ブラッド・バード
撮影:クラウディオ・ミランダ
編集:ウォルター・マーチ、クレイグ・ウッド
音楽:マイケル・ジアッチーノ
出演:ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、ラフィー・キャシディ ほか

1964年。ニューヨーク万博の会場を訪れたフランク少年は、発明コンテストに参加するもあえなく落選。そんな彼に声をかけてきたのはアテナ(ラフィー・キャシディ)という不思議な少女。彼女から“Tマークのピンバッジ”を手渡されたフランクは、ウォルト・ディズニーが出展したパビリオン“イッツ・ア・スモール・ワールド”の中で未知なる世界“トゥモローランド”へと導かれていった…。現代のフロリダ、ケープ・カナベラル。宇宙への憧れを抱く17歳の女子高生ケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)は、ロケット発射台の解体を阻止しようとNASAの宇宙センターに侵入して拘束される。翌日、解放されたケイシーは、返却された手荷物の中に見知らぬピンバッジを発見する。それに触れた途端、目の前に不思議な光景が広がる。やがて少女アテナと巡り会った彼女は、一人の中年男性と引き合わされる。彼こそ、少年時代にアテナによってトゥモローランドへと導かれたフランクだったのだが…。(allcinemaより)

TOHOシネマズ 川崎で鑑賞。

 久々に映画館で意識を失いましたね。僕は寝てはいけないシチュエーションで眠気に襲われたとき、体をつねることにしてるんですけど、この映画の退屈さには勝てませんでした。大ガラスに全身をついばまれでもしない限り起きていることは不可能です。

 監督は『Mr.インクレディブル』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブラッド・バード。『ゴースト・プロトコル』も巷で言われてるほどいいかなあ、と思ってたんですが、まだ『トゥモローランド』よりは面白かったですね。

 何がよくないのかって、僕の頭が悪いだけなのかもしれませんけど、キャラクターの行動の動機がなんだか無理矢理で、いかにもお話のために動かされてるって気がするんですよね。主人公がフランクなんだかケイシーなんだかはっきりしないのもまずいです。

 それから脚本の構成上の問題だと思いますが、とにかくストーリーの展開にエンジンがかからないというか、車でいうと1時間半ぐらいアイドリングしてる感じなんですよ。いつになったら走んねん、と思ってて。エンジンかかるの待ってる間に寝ちゃうんです。作り手としては、序盤のフランク少年が空飛ぶシーンとかで「つかみはOK」と思ってるのかもしれないけど、別につかめてないですからねこれ。つかめてないのにつかめてると思っていいのは竜ちゃんだけですから。

 あとディズニーの映画にこれを言うのはどうかと思いますけど、とにかく悪役が全然こわくない。外道感とか冷酷さみたいなものがない。追いかけてきても「あー、なんか来たなあ」って感じ。その割には途中で巻き添えくらってぶっ殺されちゃう奴らとかがいて、その描き方は血が通ってない。死がものすごく軽い。ひょっとしたら死んだんじゃなくて、どこか別の空間に移動させられたのかな、あれ。終盤寝てて見落としたかも。

 主要登場人物3人のキャラが弱い上に、悪役もなんだか地味な奴らばっかりなんで本当におもしろみがない。この映画はディズニーの悪い面が如実に出た作品だと思います。悪い意味で子供だましというか。

 IMAX上映してることに後で気づいたけど、この映画に2000円以上も出す気にはなれないですね。むしろ「よくぞIMAX上映を見落とした、俺」と自分で自分を褒めてあげたい((C)有森裕子)。

 最後のあれもなんか気持ち悪かったなあ。なんか新興宗教めいたものを感じたのは僕だけでしょうか。