ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第91回「大人になんかなりたくなかった」

 僕は学校という場所が嫌いではなかったんだな、と最近つくづく思う。多くの人は「十代のころなんて思い出したくもない」と言うけど、僕はそれなりに学校の生活を楽しんでいたんだな。「早く大人になりたい」なんて微塵とも思っていなかったし、今でも思っていない。

 働くなんて嫌だった(サラリーマンになるのは小学生のころから嫌だった)。家族を作りたいとも思わなかった。車だって別に運転したくなかったし、酒もタバコも興味がなかった(酒は飲んでますけど)。ずっと子供でいたかったのだ。

 世の中の人って、みんな凄いなと思う。それぞれが自分の仕事に誇りを持っていて、熱中している。寝なくてもプライベートが無くても平気だという顔をしている。時折つらそうに見えても、「仕事で自分をすり減らす俺自身が大好き」という風に見える。もともと凄く好きだったものを仕事にした人ならともかく、「大学出てなんとなく決めた」みたいな仕事でも一生懸命やれる人たちって、ほんと超人なんじゃないかと思う。なんか脳内麻薬みたいなのが出てるんじゃないかな。だって僕は仕事なんて生活のためにやるものだと思っているから。時折それが逆転している人がいて、でも「そんな俺が好き」という顔をしている。

 大人になんかなりたくなかったし、今でもなりたくない。ずっと責任を逃れて生きていきたい。責任を背負って生きようがどうしようが、人はある日突然病気で死んだり、車に惹かれたりするのだ。僕は一生怠けていたい。全く働く気がないとかそういうのではないが、偉くもなりたくないし大量に金を稼ぎたいとも思わない。1日8時間ほど、誰にでもできる仕事をやって、時折映画が観に行けるぐらいでいい。僕はただただ平穏に暮らしたいだけなのだ。どうしてそんな夢が叶わないのだろう?