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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第85回「彼女の小さな喫茶店」

夢の中で見知らぬ高校生の女の子と遊んだ。
僕も高校生で、全然知らない学校のブレザーを着ていた。
最初は知らない子だと思っていた彼女の顔を、少しずつ思い出した。よく見ると、その子は僕にとって一番最初にできた女友達だった。
彼女の家は小さな喫茶店を経営していた。僕はよくそこでコーラを飲んだ。時には彼女の部屋で遊んだ。あまりよくおぼえていないけど、全体的にピンクがかった部屋だった気がする。
僕の父親やその友達は、よく「あの子とはどうなったんだ」と言ってひやかした。でもその頃の僕は女の子を好きになるには幼すぎた。
やがて僕は進級し、女の子達を意識するようになった。僕らは前みたいに一緒に遊んだり話したりしなくなった。
僕の家族は引っ越すことになった。彼女に何も言わないで僕はその街を去った。
大人になってから、ふと思い出してグーグルマップストリートビューを開いた。なぜか見てはいけないような気持ちがした。それでも僕は、彼女の家があったあたりを見てみた。
小さな喫茶店はレンタルビデオ店になっていた。
なんだかほっとしたようながっかりしたような、そんな気分で僕は布団をかぶった。