ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第83回「『博士と彼女のセオリー』を観た」

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The Theory of Everything/イギリス/124分

1963年、イギリス。名門ケンブリッジ大学大学院で理論物理学を研究する天才学生スティーヴン・ホーキングエディ・レッドメイン)。彼は、パーティで出逢った女性ジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と恋に落ちる。ところが、その頃からスティーヴンの体調に異変が起き始める。やがてALSと診断され、余命2年と宣告されてしまう。将来を悲観し、ジェーンとの未来も諦めるスティーヴンだったが、ジェーンはひるむことなく、周囲の反対を押し切ってスティーヴンと結婚する道を選ぶ。結婚2年目には長男のロバートも誕生し、当初の余命を越えて生き続けるスティーヴンは、ジェーンの励ましに支えられ、研究者としても着実に実績を上げていくが…。(allcinemaより)

監督:ジェームズ・マーシュ
原作:ジェーン・ホーキング
脚本:アンソニー・マクカーテン
撮影:ブノワ・ドゥローム
編集:ジンクス・ゴッドフリー
音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:エディ・レッドメインフェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン ほか

 109シネマズ川崎にて鑑賞。

 『イミテーション・ゲーム』がとても良かったのでこちらにも期待してたんですけど、あんまり心を掴まれませんでした。

 原作をホーキングの元奥さんであるジェーンが書いていて、夫妻が両方とも存命なせいか汚いところはあまり見せないようにしているからかもしれません。確かにエディ・レッドメインのなりきり演技は凄いし全体的にこれといった欠点もないんですけど、本当にそつなくまとまっているというか、優等生的な映画というか。「私たちの美しいお話」を見せられただけで、すごーく薄味な感じです。

 観たのは数週間前なんですけど、もう映画の内容をほとんど覚えてないんですよね。だからもう書くことが浮かびません。ここで感想を終わりたいぐらいです。

 夫婦ってもっとドロドロしてるもんだと思うんですよね。いくら仲が良くても絶対にどこかに溜まった澱のようなものがあって、それが噴出するから面白い(当人たちにとってはきついけど)。別に夫婦が出てくる映画が全部「ブルーバレンタイン」のようであるべきだとは思わないけど、この映画の2人にはいろんな意味で艶かしさがないんですよ。「ブルーバレンタイン」は艶めかしかったでしょ? ミシェル・ウィリアムズライアン・ゴズリングが喧嘩してるのにエロいっていう。それが、「博士と彼女のセオリー」ではどうも滅菌されてるというか、こいつら正常位しかしないんだろうなって思っちゃうんですよ。身体が動かなくなってから正常位はできないかもしれないけど。

 フェリシティ・ジョーンズって演技がうまいのかどうかはわからないけど、老けメイクしても娘さんって感じが抜けない。レッドメインもうまいはうまいんだけど、キップ・ソーンとペントハウスを賭けるような良い意味でのホーキングのしょうもなさまでは出せてない気がして。

 結局、この映画はホーキングを描きたいのかホーキング夫妻を描きたいのかよくわからないんです。少なくとも僕はそう感じました。だから、どこに基点を置いて観ればいいのかわからない。

 で、やっぱりもう何も書くことが浮かばないので終わります。ほんと、こういう毒にも薬にもならないような映画って感想書くのが一番むずかしいんですよね。

 

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