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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第80回「2015年1〜3月期のアニメ個人的ベスト3」

アニメ

 4月ですね。新入生のみなさんおめでとうございます。駅で無駄にたむろしてる新社会人どもは5月病にでもなって死んでください。

 何かが始まりそうな季節です。僕は転職して毎日12時間以上(しかも昼飯食ってる余裕ないから休憩はほぼ無し)働き、休日も大体出勤もしくは仕事のことしか考えられないという日々を送っています。時給換算すると大体600円ぐらいです。時々落ち込んだりもするけれど、僕はやっぱり元気じゃありません。

 さて、もう新しいアニメも色々始まってるので今更感もあるのですが、1〜3月に放送されたアニメの中で個人的に好きだったものベスト3を。ちなみにこれまでアニメはあまり観てこなかったので、日々放送されている番組をいちいちチェックしたのはこれが初めてです。

 それでは早速ベスト3の発表に。

 

第3位『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース

 ジョジョってそんなに興味なかったんですよ。小学生の時には既にジャンプで連載されてたんだけど、どうも僕は荒木飛呂彦の絵が好きになれなくて。で、大人になってからも周囲に熱狂的なジョジョファンがいる中、僕は割りと冷めてました。嫌いじゃないけど、そこまで面白い? っていう。

 でも今回観始めて、思い知りました。ジョジョってこんなに面白かったのか。

 今放送してるのって、僕が小学校高学年か中学校ぐらいの頃ジャンプで連載してたところだと思うんですけど、大人になってから観てみたらこれがめちゃくちゃ面白い。まずあの独特な世界観と絵柄をちゃんと再現してるというか、効果音を文字で表現する(「ドドドドドド」みたいな)マンガの表現手法を大胆に採用しつつ、アニメならではの演出も加えてるのが凄い。

 エンディングテーマがパット・メセニー・グループってのも渋い。またこれが絶妙に合ってるんですよね。以前にはYESを使ってたり、音楽にもかなりのこだわりが見られます。

 あとオインゴとボインゴのパートは死ぬほど面白かったです。この頃のジョジョってこんなにコミカルだったんだ、と。

 とにかく今までナメててすみません。スタープラチナを叩きこまれても文句が言えないぐらいです。

 

第2位『ユリ熊嵐

TVアニメ「ユリ熊嵐」公式サイト

 『少女革命ウテナ』と『輪るピングドラム』の幾原邦彦監督作品。『ウテナ』は絵柄がちょっと苦手なので未見なんですが、最近観た『輪るピングドラム』は凄く面白かったです。オウム真理教地下鉄サリン事件をモチーフにしつつ暗くなりすぎないというか、喜劇か悲劇かという風にはっきりと区別できないのが幾原監督の優れたところかもしれません。

 『ユリ熊嵐』についても同様で、シリアスなトーンも帯びつつところどころで笑わせてくれるので、観ていて重い気持ちにはなりません。とにかくこの監督の世界観は独特で難解なのでついていけない人も多いのですが、僕はどストライクです。反復を繰り返す演出とか登場人物の決め台詞とか(今回は「ユリ、承認!」とか「スキを諦めない」とか「デザイア!」とか「ガウガウ」とか挙げだすときりがない)、主題歌にウィスパーボイス系のアーティスト(『輪るピングドラム』ではやくしまるえつこ、今回はボンジュール鈴木)を持ってくるところとか。あと『輪るピングドラム』も今回も劇伴を手がけている橋本由香利さんの音楽がまた素晴らしいです。バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」も個人的に好きな曲だし。

TVアニメ「 ユリ熊嵐 」オープニングテーマ「 あの森で待ってる 」

TVアニメ「 ユリ熊嵐 」オープニングテーマ「 あの森で待ってる 」

 
TVアニメ「 ユリ熊嵐 」 オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「 ユリ熊嵐 」 オリジナルサウンドトラック

 

  ラストも良かったですね。あぁ、この人たちにスポットライトを当てるんだって。あそこで涙腺が緩んだ人も多いんじゃないでしょうか。

 幾原監督の次作はいつになるんでしょうか。待ち遠しいです。万人受けする作家ではないと思うけど、個人的には今の日本の映像作家(実写を含めて)の中で5本の指に入るぐらい好きです。

 

第1位『SHIROBAKO』

SHIROBAKO 第8巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

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 この作品の面白いところは、声優でもアニメーターでもなく「制作進行」というパートを担当する女の子・宮森あおいを主人公にしているところですかね。ものすごく大変そうな仕事(ていうかアニメに関わる人たちはみんな死ぬほど大変そう)をこなしつつ、「私って何がやりたいんだろう」と悩んだり、他の同好会のメンバーのことを心配したり、とにかく等身大の女の子って感じがするんです。いや、もちろん現代のアニメだからやっぱりみんな可愛いし男の影も無いし腹黒くもないんですけど、この作品に出てくる女の子の悩みっていうのはみんなリアルで切実なんですよ。

 アニメ業界ってやっぱり特殊だとは思うんですけど、仕事をしている人ならみんな何かしら共感するところがあるはずです。避けて通れない理不尽とか、自問自答を繰り返す日々とか、うまくいった時の喜びとか。

 はずかしながら、僕は終盤のある回を観ていてマジ泣きしてしまいました。本当にあのシーンの演出とか作画、そこに至るまでの伏線の張り方は素晴らしかったと思います。

 音楽は特に2クール目に入ってからのオープニングとエンディングが良いです。衝動買いしちゃいました。

宝箱―TREASURE BOX―/プラチナジェット(TVアニメ『SHIROBAKO』新オープニング/エンディングテーマ)(初回限定盤)

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 転職して眠れない日々に「プラチナジェット」のサビの歌詞がひびきます。

 ↑この、絵が仕上げられていく過程もすごくいい。

 誰にも聞かれてないけど、僕のお気に入りは原画担当の安原絵麻ちゃんです。

 単に可愛いからというのもあるけど、なかなか自信が持てない彼女の性格にとても共感してしまうし、だからこそ難所を乗り越えた時のカタルシスが大きくて。僕はこれまで人生の難所を全部逃げてきましたけど。

 とにかくですね、『SHIROBAKO』は本当に素晴らしかった。正直第1話ではあまりのめり込めなかったんですけど、しばらくしてから気になっ て2話目を観て以降はもうはまりまくりで。アニメをあまり観ない人にもオススメしたい大傑作だと思います。まあ実際のアニメ業界ってもっとやばそうですけど。

 

 この他にもかなりのアニメをチェックしてはいたんですが、結局真剣に観たのってこの3本と『神様はじめました◎』『寄生獣 セイの格率』ぐらいだったと思います。他のは1話目で受け付けなかったり、途中で飽きたり。『神はじ◎』とジョジョどっちを3位にするかは迷ったんですけど、『神はじ◎』は第1期と比べると少し弱いかな、と感じました。いや、それでも面白いんですけど、第1期はオープニングとエンディングがまさに神がかってハマっていたし、ストーリーも恋愛中心で僕好みだったんですよね。

神様はじめました/神様お願い(初回生産限定盤)(DVD付)

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 ↑エンディングの「神様お願い」はテンプターズのカヴァーなんです。

神様の神様/おとといおいで(初回限定盤)(DVD付)

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 ↑第2期のオープニング/エンディングもいいけど(真部脩一氏なんで当たり前)。

 

 さて、ぽつぽつ新アニメも始まってますが、今のところはこれといったものが見つかってません。どうも1話目からぐっと心をつかまれないというか…期待しているのは『俺物語!!』と京都アニメーションの『響け!ユーフォニアム」でしょうか。

 

 『響け!ユーフォニアム』は『たまこラブストーリー』の山田尚子さんがシリーズ演出を務めるという意味でも、とても楽しみです。欲を言えば早く彼女の監督作も観たいのですけど。

 

 しかしアニメってほんとたくさん作られてるんですね。4月からの作品でも、ベスト3が挙げられるぐらいに面白い作品に出会えるといいんですが。