ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第70回「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観た」

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Guardians of the Galaxy/アメリカ/121分

監督:ジェームズ・ガン
原作:ダン・アブネット、アンディ・ラニング
脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
撮影:ベン・デイヴィス
編集:フレッド・ラスキン、クレイグ・ウッド、ヒューズ・ウィンボーン
音楽:タイラー・ベイツ
出演:クリス・プラットゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ ほか
声の出演:ブラッドリー・クーパーヴィン・ディーゼル ほか

幼くして地球から誘拐されたピーターは、今や宇宙をまたにかけるプレイボーイのトレジャーハンター。自ら“スター・ロード”と名乗り、どんなピンチも持ち前の悪知恵と度胸で乗り切ってきた。そんな彼の心の支えは、70年代の地球のヒット曲が入った母の形見のウォークマン。ある日、ピーターは強大な力を秘めたパワー・ストーン“オーブ”を手に入れる。しかしそのせいで、銀河の支配を目論む恐るべき闇の存在と、銀河の秩序を司るザンダー星の壮大な戦いに巻き込まれるハメに。そこでピーターは、宇宙一凶暴なアライグマのロケットはじめ、刑務所で出会った4人のワケありすぎるお尋ね者たちと手を組みチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を結成し、銀河存亡を懸けたあまりにも無謀な戦いに立ち向かっていくのだった。(allcinemaより)

 Blu-rayで鑑賞。

 映画秘宝では2014年のベスト1に選ばれたこの作品、公開時には体調を崩しておりスルーしちゃってました。で、ようやくレンタルで観てみたんですけど、まあ「うん。いいんじゃない」て感じでした。

 いろんなところで大絶賛されてるんで、こういうことを書くと「わかってないなあ」と思われそうですが、まあ確かに「わかってない」のかもしれません。ということで、以降は「わかってない」奴による「わかってない」『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想文と思って読んでいただければ幸いです。

 まず劇中でかかる70年代のヒット曲ですが、僕は78年生まれなので、この映画を好きな世代の人たちの懐メロ的感動という恩恵にはそれほど与れません。デヴィッド・ボウイの"Moonage Daydream"とかはもともと好きだからテンションちょっと上がったけど、これだって発表当時に聴いてたわけじゃないですからね。後追いです。というわけで、印象としては「なんか70sっぽい曲がかかってるな」という程度の印象です。

 それから『スター・ウォーズ』が好きな人もこの作品にグッとくるようなんですけど、実は僕、『スター・ウォーズ』シリーズを1本も観てません。映画の感想ブログなんかやっておいて『スター・ウォーズ』観てないとか許せん!と怒る人も多いかと思います。すみません。別に観たくないわけじゃないんだけど、こういう超有名作って「いつでも観れるわ」と思って放置しちゃうんです。あとね、いまだに『スター・ウォーズ』ってレンタルでBlu-ray置いてないでしょ。こんな有名作のBlu-rayがレンタル許可されてないなんて怠慢ですよ。というわけで、発売元の20世紀フォックスが悪いんです。

 で、話が戻りますが、『スター・ウォーズ』およびスペースオペラが好きな人たちの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への感情移入といった土台も僕にはないわけで。

 ライムスター宇多丸さんは「その手の土台が無くてもこの映画は楽しめる!」という風に力説されていて、まあ特に反論はないです。確かに、121分の間退屈して退屈してしょうがないなんてことはない。はっきりいって、とてもよくできた映画です。でも、この映画が大好きな人の話を聞けば聞くほどこちらの熱量が吸い取られていくというか、「まあ面白いけどそこまででも…」という感情がどんどん自分の中で大きくなっていってしまって。ほんとすいませんって感じです。すべて僕が悪いです。

 でも、自分が好きな映画でも勿論こういう作品ってあるんですよね。例えば『グラン・トリノ』はクリント・イーストウッドのそれまでのキャリアを知っているからこそ胸熱な話だと思うんですけど、イーストウッドのことをただのジジイとしか思っていない若い人たちからすると「この程度の話になんでそこまで感動すんの?」てなことになっちゃいそうです。

 監督のジェームズ・ガンは前作の『スーパー!』の方が僕好みでした。『ガーディアンズ』よりもっとグロテスクで、笑いもブラックです。ただ、インディー系の監督なのに『ガーディアンズ』のような大作をきっちりまとめてしまうあたりは凄いですね。個人的にはビッグ・バジェットでポール・ヴァーホーヴェンみたいな狂った映画を撮ってほしい気もするのですが。

 さてこのへんで『ガーディアンズ』の好きなところも書いておかないと。だって面白くない映画じゃないんだから。

 宇多丸さんは「アライグマ(ロケット)ばっかりが前面に出されて宣伝されてるけど…」みたいな風に不満げに言ってたと思いますけど、すいません、僕、「アライグマ最高!」でした。

 特に、中盤で銃を手にして撃ちまくるところ。あそこの「オゥ……イェェェェ…!」。ここが一番テンション上がりました、正直。主人公も宇宙の平和ももうどうでもよくなっちゃって、ずっとロケットの大暴れを見てたいわとすら思っちゃいました。なんて「わかってない」感想なんでしょうね。ごめんなさいね。全部僕が悪いんです。

 それにしてもゾーイ・サルダナって身体に色塗られる役多いですね。