読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第61回「レッツ♪ ネクロマンティック♪」

 テアトルシネマグループ(ヒューマントラストシネマ渋谷テアトル新宿等)の「未体験ゾーンの映画たち 2015」にて、ドイツ映画『ネクロマンティック』が上映されるそうです。

↓予告編なので割りと目に優しいけどグロ耐性ない人は閲覧注意

 僕がこの映画のことを知ったのは確か高校生の時だったと思います。雑誌のGON!か何かで存在を知って、怖いもの見たさはあるものの実際に鑑賞する勇気はなく、そもそも宮崎勤事件の余波もあって当時のビデオ屋にも置いてなかったような。

 結局今に至っても作品を観ていないので詳しい説明はできないのですが、『ネクロマンティック』は簡単に言い切ってしまえば死体愛好家(ネクロフィリア)の映画です。

 幼女よりJKよりJDよりOLよりナースより熟女よりAKBよりジャニーズより少年より男子高校生より福山雅治より西島秀俊より死体。死体こそが至高のメニュー。そういう性癖の方々が主役。

 監督はユルグ・ブットゲライトという人で、もう名前からしてぶっ飛んでます。『ネクロマンティック』の他には続編の『ネクロマンティック2』、そして『死の王』『シュラム 死の快楽』と、どう考えてもデートには不向きなタイトルの作品ばかり撮っています。

 このユルグ・ブットビナイトさん、作風があまりにアレなのでドイツ当局から監視され、新作が作れない状態なんだとか。まあドイツはナチのこともあるから、余計にこういう作品に過敏なのかもしれません。

 『ネクロマンティック』とタイトルで検索をかけると、大体のあらすじは読めます。この手の耐性が無い人は文章だけで気持ち悪くなってくるでしょう。本物の死体画像・動画はともかく、作り物とわかっているグロは平気な僕でさえ「しばらく肉食は控えよう。これが本当のミートグッバイ」と思うぐらいです。

 でもなぜ今『ネクロマンティック』なんだろうと思っていたら、Blu-rayが発売されるとのこと。

 しかもですよ。ブットバサレナイトさんの諸作品、ソフトは長らく廃盤状態になっていたようですが、「死の3部作」と称して『ネクロマンティック』『ネクロマンティック2』『死の王』をコンパイルしたボックスセットが出るとのこと!

 「死の3部作」つったら僕はガス・ヴァン・サントの『GERRY ジェリー』『エレファント』『ラストデイズ』が浮かぶんですけど、ブットバスゾコンドさんのファンからすれば、迸る熱い血潮も湯気をあげる臓物も出てこないこれらはぬるすぎて、「もうね、アホかと。バカかと。得意気な顔して、何が『死の3部作』だ。お前、『死の3部作』って言いたいだけちゃうんかと」なんでしょうね。

 今回の上映って、このソフト発売を見越してのことなのかもしれません。僕みたいな「『ネクロマンティック』懐い! あの頃、ポニーテールのあの娘に恋してたなあ! 映画自体? 観てねーよボケ」という層がメイン・ターゲットなんでしょう。実際に映画観て「こりゃBOXはマストっしょ」と思う変態がどれぐらいいるのかはわかりませんが。

 この作品に限らず、80年代の低予算ホラーというのは映像のチープさがグロテスクさ、不気味さに拍車をかけているところがあります。日本だと『ギニーピッグ』とか『ラッキー・スカイ・ダイアモンド』とか。後者は表現が意味不明すぎて最早ギャグになってましたが。

 と、ここまで書いといたら当然映画館に観に行くんだろうなと思われてそうですが、実は未定です。興味のある方はどうぞ。