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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第52回「『LEGO(R)ムービー』を観た」

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原題 The Lego Movie

監督・脚本:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
声の出演:クリス・プラットウィル・フェレルエリザベス・バンクスリーアム・ニーソンモーガン・フリーマン ほか

そこはすべてがレゴでできたレゴワールド。ごく平凡な青年工員エメット。いつもルールをきちんと守り、仕事場でも決められた作業を黙々とこなすだけの平和で退屈な日々を送っていた。ところがある日、何を間違えたかエメットは伝説のヒーローと勘違いされてしまう。そして、おしごと大王の邪悪な企みを阻止する救世主として、ワイルドガールやバットマンたち個性あふれるヒーロー集団と共に、危険な大冒険へ繰り出すハメになるエメットだったが…。

 Blu-rayで鑑賞。

 多分、2014年度アカデミー賞の長編アニメ部門はこの『LEGO(R)ムービー』と『ベイマックス』が争うことになると思います。これまでの受賞とかノミネートとか見て判断すると、少し『LEGO』が有利かな。

 まずこの作品、「えっストップモーションで作ってんの?」って驚きました。ストップモーションといえば子供の頃見た「ひらけ!ポンキッキ」の粘土アニメ。おっさん丸出し。「ポンキッキーズ」じゃない時点でおっさん丸出し。


"Plonters"というらしい。

 でもさすがにあんな凄まじい映像をストップモーションでやってたら何年かかるかわかりません。実際には、「ストップモーションに見えるように作られたCG」です。LEGOのキャラクターたちの顔にアップする時とか、その質感が異常にリアルなんで実写かと思ってしまいます(いや、もしかしたらアップになるとこだけは実写だったのか?)。

 ストーリーについては、序盤からちらちらと伏線が用意されています。いつもぼーっと映画を観る筆者でも、ある短いショットを観て「もしかして…」と思ったので、勘のいい人はオチをすぐ読めるかもしれませんね。

 まあここでそのあたりを細かく書くとネタバレになっちゃうんで、「ラストはそんなもんお前、そらああなるよ。そらそうよ」とどんでん風にわけのわからない説明をすることしかできません。そもそもプロ野球知らないとこの文章もわけがわかりませんがね。

 バレない程度に本作の魅力を挙げると、ある種皮肉として機能していた「Everything is awesome!(全てが素晴らしい!)」という曲がストレートな肯定に転換するとことか、創造の自由についての問題とか、「どこにでもいるような凡庸な人間は英雄になり得ないのか」とか、そういった大人でも唸らされるテーマをあのシンプルなレゴキャラで表現しているところが本当に良くできていて、まさしく親子で一緒に楽しめる傑作であることは間違いないでしょう。

 なんですが、個人的にはそんなにハマれなかったんですよね。良くできてるのはわかるし文句をつけるところもほぼ見当たらない。こういう時ってどういう風に感想を書けばいいのか困ります。映画そのものへの感想じゃなくて自分の感受性への疑問の方が先立ってしまって。

 他人に「これ面白い?」って訊かれたら「面白いよ!」と即答するでしょう。でも自分が好きかっていうとそうでもない。例えばこの逆が『オンリー・ゴッド』みたいな映画ですね。「面白い? おすすめ?」って訊かれたら「うーん…」って腕組みして考えこむでしょう。でも「お前は好き?」って訊かれたら「好き!」と即答。

 なんていうんですかねえ、『LEGO(R)ムービー』はAVでいうと鈴村あいり作品みたいな感じですよ。またAVで例えんのか。

↑以前にAVで例えた作品。

 鈴村あいりが素晴らしいのはわかる、でも…俺はもうちょっと地味な、DMMとかでそれほど押されてない子がいい…デブとかスカトロとかは無理だけど…みたいな。

 映画の感想書いてて「みんなが評価してる」ものにそれほどハマれなかった時とか、あるいはその逆の時って、自分自身のものの見方、フィルターのかけ方みたいなものを考えちゃいますね。絶賛ばかりの『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』に対する自分の感想が「ふーん」って感じだった時とかにも思ったことですが。

 でも↑でも書きましたけど、『LEGOムービー』おすすめかおすすめじゃないかって言われたら勿論おすすめです。老若男女問わず一見の価値ありです。