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ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第37回「死んでいく音たち、こんにちは」

 11月23日、

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に行ってきました。

 以前書いた、


青葉市子さん目当て。失礼ながら藤田陽介さんについてはこれまで存じ上げず。

 会場は神奈川県相模原市藤野駅から少し歩いたところ。ていうか登山客ばっかりで、普段着の自分がかなり浮いてた。

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藤野駅

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駅近くにある不思議なお店。中には入らなかった。

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結構でかい橋。

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ボートに乗って釣りをしている人がいたが、釣れているところは全く見なかった。

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謎のオブジェ。

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同じく謎のオブジェ。真ん中に小さく見えるラブレター。

 見ればわかると思うけど、結構な田舎。自分の地元を思い出した。

 このライブ、会場は藤田陽介さんが実際に住まわれている古民家。開場時間よりだいぶ早く最寄り駅に着いてうろちょろしてたんだけど、最初は家に気づかず通り過ぎてしまった。

 ↑のラブレターの写真なんかを撮りながら時間をつぶし、いざ会場へ。中に入ると「こんにちはー」と挨拶され、いつものコミュ障ぶりを発揮して「…にちは」とか細い声で答える。

 もう結構お客さんが入っていて、適当な椅子に座る。本当に「家でライヴ」という感じで、新鮮だった。古民家って見たことはあっても実際に中に入ったのは初めてだったので、「やっぱり冬は寒そうだな」と思った。実際、「朝が寒くて…」みたいな話が聞こえてきた。

 開演を待つ間、用意されていたごはんを頂いた。500円でおにぎり2つと惣菜を自分で選ぶメニュー。特においしかったのは「キャベツもみもみ」というやつで、ゆず風味のもみキャベツだ。本来キャベツがあまり好きじゃない筆者も美味しくいただけた。寒いので梅酒のお湯割り(これも自家製ぽかった)を頂いて開演を待つ。

 登場した藤田さんと市子さん。1部と2部からなり、1部はそれぞれのソロをメインに、2部は2人のコラボという説明。

 藤田さんは手作りの不思議な楽器を鳴らしたり、独特の歌唱法(というか伝統的な歌唱法? 無知ですみません)で歌を歌ったり。市子さんの1曲目は「不和リン」だった。曲間のMCみたいなものは殆ど無く、曲を始める前に、昔話の前口上のような説明をぽつぽつとする程度。会場が古民家ということもあって、ライヴというよりは民話でも聞きにきたような気分になった。もちろんこれはいい意味で。

 1部が終わり、2部へ。ラストの「いりぐちでぐち」で、藤田さんが家の窓から外に出てぐるっと回ってまた入ってきて、客の間を通って戻ってきたかと思うとまた出て行き・・・の繰り返し。こういうところも含めて、やはりただの音楽会というよりは芝居を見ているような感覚で、とても不思議だった。

 電灯を全て消し、火鉢の火の粉が暗闇を舞う中市子さんの演奏だけが続くところは、奇妙なノスタルジーのようなものに心が包まれて「俺日本人」という、決してネトウヨ的な何かではない自分のルーツに触れている気がした。

 アンコールは無く、とにかく不思議な音楽体験だったなあというのが率直な感想。帰り道はすごく寒かったけど、電車に乗るまではあの暗闇で見た火の粉が目に焼き付いていた。