ぼくは性格が悪い

バカのくせに映画の感想とか書くブログ

第21回「これから公開する気になる映画」

 気になる映画をピックアップ。

『6才のボクが、大人になるまで。』
原題 Boyhood

監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:エラー・コルトレーンパトリシア・アークエットローレライ・リンクレイター、イーサン・ホーク

メイソン(エラー・コルトレーン)は、母オリヴィア(パトリシア・アークエット)と姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父(イーサン・ホーク)が1年半ぶりに突然現れ……。(シネマトゥデイより)

 ビフォア三部作(『恋人までの距離(ディスタンス)』『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』)や『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイターが監督・脚本。

 あらすじだけ読むとまあよくある家族ものかなと思うけど、この映画が凄いのは実際に12年をかけて撮影し、キャストが歳をとっていく様子をそのままおさめていること。

 ドキュメンタリーならまだしも、劇映画でこれをやるのには結構勇気がいるかも。イーサン・ホークとかパトリシア・アークエットはプロの役者だからまだしも、主人公を演じる子が途中でグレたりしてドロップアウトする可能性もあるし。

 予告編では、最初は可愛い男の子だった主人公が成長し、おっさん青年になっていく様子が見られる。なんかドキュメンタリーのような気がしてくるのだけど、これがフィクションだというのが面白い。

 監督はビフォア三部作にて青年→中年と歳をとっていく男女をリアルに描いていたけど、まさか一本の映画でそれの少年版をやるとは。よく企画が降りたなあと思う。

 上映時間は2時間45分と長尺。脚がある程度伸ばせてケツに優しい座席のある映画館で観たい。

 ちなみに主人公の姉を演じるのは監督の実の娘らしい。

 

『ショート・ターム』


原題 Short Term 12

監督・脚本:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:ブリー・ラーソン、ジョン・ギャラガー・Jr、ケイトリン・デヴァー、ラミ・マレック、キース・スタンフィールド

問題を抱える子供のためのグループホーム「ショートターム12」で働くグレイス(ブリー・ラーソン)。グレイスは、新入りのジェイデン(ケイトリン・デヴァー)という少女を担当することになる。グレイスは施設の同僚メイソン(ジョン・ギャラガー・Jr)と付き合っていたが、ある日、妊娠していることが判明する。そんな中、グレイスはジェイデンが父親に虐待されていたことに気付き……。(シネマトゥデイより)

  アメリカの映画批評サイトRotten Tomatoesにて99%という支持を得る恐るべき作品。監督・脚本はまだ日本ではほぼ無名なデスティン・ダニエル・クレットン。出演者もそれほど有名な人はいない模様。

 予告編だけで何やら感動しそうな雰囲気。上に貼った予告編のサムネイルのねえちゃんの顔が『シャイニング』のジャック・ニコルソンみたいになってるけど、別にホラーではありません。

 テーマは異なるものの、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』とかあの手のインディー映画に漂う空気感を感じる。まあ『マーサ、』はエリザベス・オルセンのエロい身体ばっか見てて話はあんまり入ってきませんでしたが。

 

『紙の月』

監督:吉田大八
脚本:早船歌江子
出演:宮沢りえ池松壮亮大島優子小林聡美田辺誠一近藤芳正石橋蓮司

バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太(池松壮亮)と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。(シネマトゥデイより)

 傑作『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督、舞台演出とかしてたけど映画に帰ってきた。

 正直にいって角田光代原作の映画はもうお腹いっぱい(個人的には豊田利晃監督の『空中庭園』が一番の傑作だと思う)であんまり観る気しないんだけど、吉田大八監督なら話は変わってくる。

 吉田監督の演出とか宮沢りえの演技については何も心配していないので、気になるのは大島優子のポテンシャルだろうか。

 今知ったけど、主題歌がヴェルヴェッツの「宿命の女」ってのがいいですね。外国映画でも日本の糞みたいなポップスが主題歌になっていたりする現状を考えると。

 ひとつ気になるのは脚本に吉田監督がクレジットされていないことで、早船歌江子という人はまだTVでの仕事しかないことかな。

 ちなみに吉田監督は『クヒオ大佐』以外全部観てますが、どれも面白いです。現役の日本人監督で個人的ベスト3に入る人です。

 

インターステラー


原題 Interstellar

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒーアン・ハサウェイジェシカ・チャステイン、ビル・アーウィン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。(シネマトゥデイより)

 『ダークナイト・ライジング』が本当に糞だったので、クリストファー・ノーランにはちょっと用心しないとな、と思っている。Rotten Tomatoesでは72%と、まずまずの評価。

 ノーランはアクション演出がとにかくダメなので、それほどアクションが無い今回のようなストーリーならひどいことにはならないのかも。

 ただ宇宙の描写って『ゼロ・グラビティ』以降ハードルが上がってる気がするので、結構厳しいかも。あれだけ「宇宙やばい、マジやばい」と思わされた後だと、中途半端なことすると「宇宙なめんな」と石を投げられますから。

 

ザ・レイド GOKUDO』


原題 The Raid 2: Berandal

監督・脚本:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス、アリフィン・プトラ、ティオ・パクソデウー、アレックス・アッバド、松田龍平遠藤憲一北村一輝

上層部からマフィアへの潜入捜査を命じられ、組織と関わりのある悪徳政治家や警察関係者を暴き出すことになった警官ラマ(イコ・ウワイス)。囚人を装って刑務所に入った彼は、マフィアのボスを父親に持つウチョと出会って組織のメンバーとして迎えられる。だが、父親に対する反発と野心を募らせたウチョが新興組織と協力することになってから、裏社会で抗争が勃発してしまう。やがてラマは、ゴトウ(遠藤憲一)率いる日本人ヤクザ、ハンマー・ガールやバッド・ボーイといった特殊な殺し屋たちとの対峙(たいじ)を余儀なくされていく。(シネマトゥデイより)

 前作であれほどひどい目に遭った主人公ですが、また地獄のような場所に送り込まれる模様。

 今回、製作開始当初に日本人キャストが大々的にフィーチャーされるような報道もありましたが、どうも蓋を開けてみると「そんなに出てない」らしく・・・。まあ、役者のクレジットも5番目以降だしね。

 前作は確か映画秘宝でその年のベストに選ばれてた。まあ結構好きだけど、ベスト1にするほどかなぁ…とも思った。

 松田龍平目当ての女の子とか北村一輝目当ての昼顔ワナビー主婦がすさまじい暴力のオンパレードにドン引きするのはそれはそれで面白いかも。

 

『フューリー』


原題 Fury

監督・脚本:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピットシャイア・ラブーフローガン・ラーマンマイケル・ペーニャジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックススコット・イーストウッド

1945年4月、ナチスがはびこるドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍に、ウォーダディーというニックネームのアメリカ人兵士(ブラッド・ピット)がいた。カリスマ性のあるベテラン兵士である彼は、自らフューリーと名付けたアメリカ製の中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に乗っていた。そんなある日、ウォーダディーの部隊に新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が加わることになり……。(シネマトゥデイより)

 戦争映画好きとしては、今のところ一番期待してるのはこれかもしれない。監督としてのデヴィッド・エアーは『エンド・オブ・ウォッチ』がそれほど好きじゃなかったこともあって過剰に期待はしたくないのだが、やっぱり第二次大戦ものでアメリカ対ナチとなると否が応でも萌えて燃えてしまう。

 役者としては、『ウォーキング・デッド』で主人公の元相棒なんだけどゾンビがわらわら出てきてから「あいつ(主人公)死んだべ」ってことでその嫁を寝取っちゃう男を演じてたジョン・バーンサルとか、『ウォールフラワー』でヘタレ役をやってたローガン・ラーマン(今回も新兵でやっぱりヘタレ)、エアー監督作品には欠かせないマイケル・ペーニャ等、ブラピ以外にも観るところがたくさん。

 スコット・イーストウッドクリント・イーストウッドの息子です。イーストウッドは色んなところで子ども作ってるのでもう誰が誰だかって感じですが。スコットは確か『グラン・トリノ』でアジア人の女の子とデートしてる時に絡まれてヘタレぶりを発揮してどっかに逃げちゃう役をやってました。

 ちなみに本作品、結構グロ描写もきついとの噂。戦車部隊の話だから爆発シーンばっかりで死体とかはそんなに映らないかと思ってたんだけど。

 ちなみにエアー監督はシュワちゃん主演の『サボタージュ』も現在公開中。

 

 他にもジャン・ピエール・ジュネの新作とかドキュメンタリーの『ある精肉店のはなし』とかも気になるし、12月には山下敦弘監督の新作『超能力研究部の3人』も公開されるのでこれもマスト。日本語使えボケ!カス!

 以下関連作品のご紹介。

リチャード・リンクレイター監督の代表作。30代後半になってからじゃないとこの3部作の良さはわからないかもしれない。

 

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

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言わずと知れた日本映画史上に残る傑作。でも原作は大嫌い。何度読んでも気持ち悪くて挫折するのでブックオフへ。

 

ダークナイト [Blu-ray]

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結局ヒース・レジャー一人勝ちといった感のあるこのシリーズ。トム・ハーディのベインには期待してたんだけど・・・まああれは役者の責任じゃないな。

 

宇宙つったらこれか『2001年 宇宙の旅』。でも映画館で、できるだけでかいスクリーンでドルビーアトモスで観ないと意味がない。

 

ザ・レイド Blu-ray

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格闘技好きな人は特に燃えると思う。

 

トレーニング デイ [Blu-ray]

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上記『フューリー』のデヴィッド・エアーが脚本を担当した作品。監督は現在『イコライザー』が好評のアントワーン・フークア。『イコライザー』のデンゼル・ワシントンとこの『トレーニング デイ』のデンゼルを比較してみるのも面白いと思います。そういえばどっちもロシアン・マフィアが出てくるんだよね。